解説方法

解説方法

 ▼ 「独トレ」ページについて


当ページは分かりやすさ、学習しやすさを考えて解説しています。

音声学に基づいて英語発音を考えることを基本としていますが、学問的にみると「厳密に言うと違う」という表現や解説がでてくるかも知れません。それは、学問的な正確性よりも、学習者へ分かりやすく伝える、ということに重点をおいているからです。


ここでの発音解説の目的は、

発音に悩む英語学習者に実際に教えることで得たノウハウを基に、

シンプルで理解しやすい解説を優先し、

英語向上に必要な発音力を身につけていただくこと、としています

 

 ▼ 発音の仕方の解説について


「独トレ」ページでは所々、発音解説を視点別に分けています。

houhou1・・分かりやすさと簡単さを重視。発音しやすい基本となる口周りの型・動きを解説。
houhou2・・英語の独特の響きや音質も考えた解説。

houhou3・・基本の発音の仕方から離れて、実際の発音指導現場でのノウハウを基に解説。

うまく発音できない、間違いやすいところには、よくある日本人が陥りやすいパターンがあります。そういうよくあるケースや悪い例などを参考にすることで、効率よく自己練習を行いましょう。



解説を分けた理由

一番の理由は、発音の現在のレベルや、発音習得の目的・目標とするところが個人によって違うからです。

厳密に言うと、英語の音は、日本語の音と同じものはひとつもありません。でも実際には、日本語で言っても通じるくらい似ている音もあります。

それらを、「厳密な音」にこだわって、皆同じように時間と労力をかけるべきなのでしょうか。

英語の共鳴音といった「音質」の部分まできちんと発音できていないからと言って、間違い、とまで言えないと思います。

それは、「日本語っぽさ」や「なまり」であって、「通じるレベルの発音」であればまずはOKではないでしょうか。

例えば、英語に、【ou】【c:】という母音があります。
正確に言うと、両者は音の感じ・音質が違います。

でもカタカナ的に考えて、「オゥ」(音が途中で変化する)「オー」(音は一定)の違いだなと、認識している人と、両音を区別せず同じ音だと認識している人では、差が出ます。前者はなまりがあるけれど通じるレベル、後者は通じず誤解を招く発音です。

例えば、以下のような単語の区別ができないと困りますよね。

row/raw   toll/tall   low/law   bowl/ball   sew/saw



発音のレベルが上がってきたら、英語の音に対して鋭くなってきますので、より厳密な、英語の音質(共鳴音)まで発音できる、聞き取れる「素地」ができてきます。そういう方や、始めから英語の共鳴音までこだわってネイティブレベルになりたいという方は、発声、音質、共鳴音も意識されるといいでしょう。


※当教室では、発声や音の響き、音質までも指導に入れますが、生徒個人個人の進捗やレベルや目標を考慮しながら、調整しています。